リノベーションを検討する際、実施するタイミングは非常に重要です。
家の築年数や家族の生活状況、住宅ローンや物価の動向など、さまざまな要因が影響を及ぼします。
例えば円安による建築資材の高騰やライフスタイルの変化によって、リノベーションを実施すべきタイミングは変わってきます。
本記事では、「リノベーションに最適な時期」と「待ったほうがいい時期」について加古川市のリノベーション会社「eリノベ」が解説します。
目次
家の築年数によって変化するリノベーションのニーズ
築年数によってリノベーションのニーズが変化します。
建築基準法の改定や老朽化が主な要因となっており、リノベーションを必要としやすい時期もあります。
築年数によって変化するリノベーションについて解説します。
平均25年でリノベーションを実施する傾向
リノベーションに最適なタイミングは、家の築年数に大きく関係しています。
一般的に、築20年以上の住宅はリノベーションを検討する良いタイミングです。
建ててから20年程度が経過すると建物の劣化が進み、設備の老朽化が進んでいることが理由です。
実際、国土交通省が実施した「令和4年度住宅市場動向調査」によると、令和4年度のリフォーム工事を実施した住宅の平均居住年数は25.6年となっています。
出典:国土交通省 令和 4年度 住 宅 市 場 動 向 調 査 報 告 書
1999年〜2000年頃に住宅を取得した方が、リフォームやリノベーションをを検討する傾向があるようです。
簡単なリノベーションで足りるのは築10年以内のみ!
築年数によって、実施すべきリノベーション工事が変わってきます。
軽微な内装だけで十分にリノベーションの効果が得られる年数は、新築から10年以内の建物のみ。
もちろん10年以上の築年数の家であっても、軽微な工事で済ませることも可能です。
しかし、理想的なリノベーションを実施すると、耐震や断熱リノベーションも必要となってきます。
築年数 | 必要とするリノベーション |
築10年以内 | 軽微なリフォームで済むことが多い。 特に内装や設備の更新が中心。 |
築20年〜30年 | 構造的な補修や設備の全面的な交換が必要になる場合が多い。 リノベーションを通じて家の寿命を延ばすチャンス。 また、断熱性能が一つ前の基準であるため、 光熱費を考えた断熱リフォームも人気。 |
築30年以上 | 大規模なリノベーションが必要になる場合が多い。 耐震補強や断熱性能の向上なども考慮。 シロアリ被害により家の強度に問題が 発生していることも多い。 |
家の築年数と照らし合わせて、実施時期とリノベーション内容を検討してください。
加古川市における築21~50年までの施工事例を紹介
「施工事例」紹介ページでは築21年リノベーションから、築50年の住宅まで幅広い実際の事例を紹介しています。
ご覧いただくことで築年数別のイメージが理解しやすくなっています。
築21年リノベーション:S様邸 築21年
築50年リノベーション:モデルハウス
50代までに組みたい「住宅ローン」
リノベーションに最適な時期を判断するポイントとして、自己都合だけでなく「住宅ローン」も影響します。
年令によって借りられる額も変化するローンについて解説します。
住宅ローンは40〜50代が最適な年齢
一般的に、住宅ローンの返済は長期間にわたるため、年齢によって返済計画を立てる必要があります。
若いうちにスタートするほど返済期間を長期に設定できるため、月々の返済額を抑えることができます。
40代以降になると返済期間が25年前後と短くなり、希望に沿った借入額とならない場合があります。
「新築の住宅ローンを完済したばかりなのに」という気持ちもあるかもしれませんが、老後も長く今の家に快適に住み続けるためには、早めに決断をしましょう。
年齢ごとに違うローンの組み方、若いほど有利
年齢ごとの資金状況や住宅ローンの返済状況は、リノベーションのタイミングに大きく影響します。
20代〜30代の柔軟な選択肢から、40代〜50代の慎重な計画、そして60代以上の老後を見据えた資金準備まで、年齢ごとのポイントを押さえて、最適なリノベーションを進めましょう。
20代〜30代:初めての住宅購入やリノベーションを行う場合が多い。
ローンの審査や条件も比較的柔軟なことが多い。
40代〜50代:住宅ローンの返済を考慮しながら、リノベーション計画を立てる必要がある。
この時期は住宅ローンの残高や収入に応じた慎重な計画が必要。
60代以上:リノベーションを行う際は、資金の準備や返済期間の設定に注意が必要。
リタイア後の生活設計と合わせて考える。
リノベーションの物価も上昇中
物価の高騰はリノベーション費用に大きな影響を与えます。
材料費や施工費が上昇する中で、最適なリノベーション時期を見極めることが重要です。
物価の状況傾向について解説します。
建築工事費はオリンピック後に急上昇
国土交通省が発表している「建設工事費デフレーター」によると、年々工事に関わる費用は上昇を続けています。
【建設工事費(住宅総合)推移】
2018年4月 | 103.2 |
2019年4月 | 105.5 |
2020年4月 | 107.7 |
2021年4月 | 108.5 |
2022年4月 | 119.7 |
2023年4月 | 122.1 |
2024年4月 | 124.5 |
出典:国土交通省「年度次 建設工事費デフレーター(2015年基準)」
今後待っていても建築費用が安くなる可能性は低く、一刻も早くリノベーションに踏み切ったほうが懸命とも言えそうです。
建築資材は4年で15%も上昇
年々値上がりを続ける建築資材ですが、ここ数年は特に大きく上昇しています。
建築資材の価格には、原材料(木材、鉄鋼、コンクリート、アルミニウムなど)の価格が大きく影響を与えます。
世界的に需要が増し各国で取り合いになるため、価格競争が激化しています。
更に続く日本の円安により、輸入に頼っている資材は特に苦しい状況です。
また、海外から輸入している資材は、コロナ禍やウクライナ戦争などの影響により輸送コストが急激に増加しました。
特に海運費用が高騰し、これが資材の価格に反映されています。
燃料価格の上昇も物流コストを押し上げ、輸入資材の価格上昇を引き起こしています。
これらの要因は今後も改善の見込みはなく、今後も資材は高騰し続ける予想です。
円安が解消され円高傾向に変われば、価格の高騰が収まる可能性もありますが、他の要因によって上昇が止まることはないと考えたほうが良いでしょう。
リノベーションしないほうが良い時期
リノベーションを実施するタイミングを見極めることも重要です。
特に、家族の生活環境が今後大きく変わる可能性がある場合は、一旦待つことをおすすめします。
ここでは「リノベーションを待ったほうがいいタイミング」について紹介します。
子供が独立予定なら貯蓄に力を入れて
家族のライフステージによって住まいのニーズは変わります。
例えば、お子様が今後数年以内に独立する予定がある場合、リノベーションを急ぐ必要はありません。
子供が独立すると、子供部屋や共用スペースが不要になり、空間の使い方が変化します。
しかし独立前からライフスタイルの変化を予想することは難しく、せっかくのリノベーションがムダになってしまう可能性も。
独立予定の子供がいる場合には、無理にリノベーションを実施せず、貯蓄に力を入れるなどして将来のリノベーションに備えてください。
早すぎるバリアフリー化は家の価値を下げる
将来に向けて早めに「バリアフリー化」を導入することは可能です。
しかし早すぎるバリアフリー設備の導入は、家を使いづらくしてしまうかも。
例えばバリアフリー化された玄関は一般的な玄関よりも広いスペースを必要とし、外からの砂やホコリが入りやすいデメリットがあります。
またバリアフリー住宅は一つ一つの空間を広くする必要があり、その分収納スペースなどが狭くなる場合もあります。
早すぎるバリアフリー化は家の価値を下げる可能性もあるため、注意が必要です。
最適なタイミングは専門家に相談を
リノベーションのタイミングは、家の築年数、ライフスタイルの変化、住宅ローンの条件、そして物価の動向を総合的に考慮することが大切です。
最適なタイミングがわからない場合には、一度専門家へ相談してみましょう。
家の状況などを踏まえたうえで、適切なアドバイスが可能です。
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