あなたの家のブロック塀、本当に安全ですか?
近年、日本各地で地震が頻発しており、皆様の防災意識も高まっています。
地震発生時、家屋の倒壊だけでなく実は「ブロック塀」の倒壊も大きな人的被害や避難の妨げになることが、過去の震災で明らかになっています。
加古川市にお住まいの皆様、ご自宅やお隣のブロック塀の状態を改めて確認されたことはありますか?
「長年そこにあるから大丈夫だろう」
と思っていても、経年劣化や施工時の問題で知らず知らずのうちに危険な状態になっているかもしれません。
この記事では地震時におけるブロック塀の危険性、安全な対策としての撤去と代替案、そして家屋のリフォームと同時にブロック塀の工事を行うメリットについて、加古川市で多くの住宅リフォームを手掛ける専門家として詳しく解説します。
目次
なぜブロック塀は危険?地震で倒壊の危険も
適切に施工され、メンテナンスされていれば一定の強度を持つブロック塀ですが、特に古いものや基準を満たしていないものは、地震の揺れによって以下のような危険な事態を引き起こす可能性があります。
◆倒壊による直接的な被害:塀が倒れて通行人や家族が下敷きになる。隣家や駐車している車を損傷させる。
◆避難経路の寸断:倒れた塀が道を塞ぎ、避難や救助活動の妨げとなる。
◆二次災害の誘発:倒壊時にガス管などを破損させる(稀なケース)。
どれも対応が遅れると、深刻な被害を引き起こすものばかりです。
なぜ古いブロック塀や基準を満たしていない塀が特に危険なのか
ブロック塀の安全には、建築基準法の改正の歴史が関係しています。
特に宮城県沖地震の後、1981年に建築基準法が大幅に改正されブロック塀に関する規定も強化されました。
つまり、それ以前に造られたブロック塀は、現在の基準から見ると強度が不足している可能性が高いのです。
さらに2018年に発生した大阪府北部地震では、小学生がブロック塀の倒壊に巻き込まれ命を落とす悲しい出来事がありました。
このような悲劇を繰り返さないため、ブロック塀の構造基準が厳格化されました。
ブロック塀の強度は、内部の鉄筋の量や配置、基礎の深さや構造によって大きく左右されますが、これらは外から見ただけでは分かりません。
長年の雨水や湿気によって内部の鉄筋が錆びて膨張し、ブロックにひび割れを生じさせ、地震時に突然倒壊するリスクがあります。
外見上は問題なさそうに見えても、見えない部分で劣化が進行しているケースも少なくないのです。
このような潜在的な危険性を抱えている可能性があるため、次の章でご紹介する簡易チェックと合わせて、専門家による詳細な診断が重要になってきます。
あなたのブロック塀は大丈夫?危険なブロック塀の見分け方(簡易チェック)
ご自身で確認できる簡易的なチェックポイントをご紹介します。
ひとつでも当てはまる場合は、専門家による詳細な診断をおすすめします。
□ひび割れや欠け、破損があるか?
□ 塀全体が傾いているように見えないか?
□ 塀の高さが高すぎることはないか?
(目安として、高さ1.2m超で控え壁がない、高さ2.2mを超えているなど)
□ ブロックの厚みが薄すぎないか?(目安として10cm未満など ※ただし高さによる)
□ 内部の鉄筋が錆びて露出していたり、その痕跡はないか?
□ 塀を揺らしてみて、グラグラしないか?
□ 建築されてから何年経っているか?(特に30年以上経過している場合は要注意)
□ 控え壁は適切に設置されているか?(高さ1.2m超の場合、3.4m以内ごとに必要)
これはあくまで簡易的なチェックです。
安全性を正確に判断するためには、必ず専門家による診断を受けてください。
危険なブロック塀は「撤去」も選択肢
ご自宅のブロック塀に危険性が認められた場合、部分的な補修で対応できるケースもあります。
しかし、構造的な問題や著しい劣化がある場合は根本的な安全確保のために「撤去」し、より安全なものに作り替えることを強くおすすめします。
ブロック塀を補修して使い続けたり新たに設置することは、将来的なリスクを考えると推奨しづらいのが現状です。
ブロック塀撤去後の代替案
撤去後、プライバシー確保や防犯、境界明示のために考えられる代替案には以下のようなものがあります。
アルミフェンス:
デザインや色が豊富で、耐久性も高い。
目隠し率を選べるタイプもあります。
メッシュフェンス:
開放感があり、風通しも良い。比較的安価です。
樹脂フェンス(人工木フェンスなど):
木のような温かみのある質感で、腐食や色褪せに強い。 メリット:軽量であるため地震時の倒壊リスクが大幅に低減。
万が一倒壊してもブロック塀ほど重大な被害になりにくい。視認性や採光、通風を改善できる場合も。
生垣(いけがき):
樹木を植えて作る垣根です。
目隠し効果だけでなく、景観の向上や癒やし効果も期待できます。
思い切って塀をなくす(オープンスタイルにする):
必ずしも塀やフェンスを新たに設置する必要はありません。
思い切って塀をなくし、開放的なオープンスタイルの外構にするという選択肢もあります。
敷地が広く感じられ、日当たりや風通しが格段に向上します。
フェンスなどを設置する費用がかからず、その後のメンテナンスも不要です。
庭づくりや外構デザインの自由度も高まります。
ただし、プライバシーの確保や防犯面で工夫が必要になる場合があります。
例えば、視線が気になる部分にはシンボルツリーや低い植栽を配置する、センサーライトや防犯カメラを設置するなどの対策が考えられます。
また、小さなお子様やペットがいるご家庭では、道路への飛び出し防止策も合わせて検討すると良いでしょう。
ブロック塀を撤去し、安心・安全な住まいへ
弊社の過去事例でも、リフォームを期にブロック塀の撤去を実施したお客様を紹介します。
どちらの事例も、ブロック塀の作り変えではなく、撤去を選択されています。
窓の交換や家の中を見えにくくする工夫により、塀を撤去することができました。
塀を撤去し広くなったスペースを有効活用して、駐車スペースとして利用することもできます。
加古川市
安全で安心な毎日のために、ブロック塀の見直しを
ブロック塀の危険性は普段あまり意識しないかもしれませんが、ひとたび大きな地震が発生すれば深刻な事態を引き起こしかねません。
特に古いブロック塀は、見えないところで劣化が進行している可能性があります。
そのまま使い続けることは、誰かを傷つけてしまう可能性があることも考慮しましょう。
お住まいのリフォームをお考えの際は、ぜひご自宅のブロック塀の安全性も見直し、必要であれば撤去や改修をご検討ください。
それは、ご家族だけでなく、近隣の方々の安全を守ることにも繋がります。
eリノベは、加古川市で住宅リフォームに携わってまいりました。
家屋リフォームと合わせた効率的な工事計画まで、お客様の安心・安全な住まいづくりをトータルでサポートいたします。
ブロック塀に関するご心配事、リフォームに関するご相談などございましたらどうぞお気軽にお問い合わせください。
断熱2倍・耐震2倍・収納2倍!
リノベーション・リフォームならeリノベ!
施工対象エリア「加古川市、明石市、姫路市、高砂市、播磨町、稲美町」
それ以外のエリアの方もお問い合わせください。
現状調査・資金計画・設計・施工・アフターサービスなどを一環してサポート!
品質の高い住まいをご提供いたします。
◎リノベーションモデルハウスで実際に体感しませんか?
実際のリノベーションを体感できるモデルハウスを見学できます。
事前の見学予約でQUOカードもプレゼント!
リフォームについての勉強会も開催しておりますので、ぜひご来場ください!!
◎リノベーションに役に立つ資料を差し上げています!
「リノベーションの最初の一歩はどうしたら良い?」
そんな悩みを解決する、資料を差し上げています。
資料請求後のしつこいセールスはありません!
ぜひ資料請求をしてください。
◎公式instagramではリノベーションに役立つ情報を発信中!
リノベーションに役立つ情報や、リノベーションの豆知識
eリノベのイベント情報等発信中!
リフォーム・リノベーションをお考えの方はぜひフォローして下さいね♪
◎楽しいイベント開催中!
◎施工事例も紹介しています!
最後まで読んでいただきありがとうございました♪