「うちの家、シロアリは大丈夫だろうか…」
「シロアリ被害って聞くけど、実際はそんなに多くないんじゃないの?」
加古川市で一軒家にお住まいの方なら、一度はシロアリについて心配になったことがあるかもしれません。
しかし、被害が身近で起きていないと、どこか他人事のように感じてしまうのも事実です。
本当にシロアリ被害は他人事なのでしょうか?
この記事では公的なデータに基づいた実際のシロアリ被害発生率から、万が一被害に遭ってしまった場合のリフォームによる解決策、そして気になる費用について、加古川市で多くの住宅リフォームを手掛ける専門家の視点から詳しく解説します。
目次
シロアリ被害は他人事ではない!築年数で見る被害の確率
「シロアリ被害に遭う確率」について、国土交通省の補助事業として行われた調査報告書に、非常に参考になるデータがあります。
結果として、築20年を超える住宅の「5棟に1棟」は、シロアリのなんらかの被害に遭う可能性があることがわかります。
シロアリ被害発生率
築10年未満:20棟に1棟(約5%)
築15年〜築20年:被害率は10%
築20年~30年:5棟に1棟(約20%)
※国土交通省 2013年シロアリ被害実態調査報告書より
この調査によると、新築時に行われたシロアリ予防の保証が切れた後再処理をしなかった住宅の被害率は、築年数と共に顕著に上昇しています。
数字を見て、いかがでしょうか。
「5棟に1棟」と聞くと、決して無視できない確率であることがお分かりいただけると思います。
木造ではない家でもシロアリは発生する
「うちは木造じゃないから」
「基礎がコンクリートだから安心」と思っていませんか?
実は、シロアリはどんな構造の家でも侵入の可能性があります。
鉄骨造でも床材や内装材、断熱材などに木材が使われていれば、そこが被害に遭うことがあります。
また基礎の構造についても地面が土の「布基礎」はもちろん、地面全体をコンクリートで覆う「ベタ基礎」であっても被害を受ける確率は最終的にほとんど変わりません。
シロアリはコンクリートのわずかなひび割れや、配管まわりの隙間など、ほんの数ミリの隙間からでも侵入してくるのです。
結論として築年数が経過した一軒家であれば、どのような構造であれシロアリ被害のリスクは等しく存在すると考えるべきです。
もしシロアリ被害に遭ってしまったらリフォームで解決できます
万が一ご自宅でシロアリ被害が見つかった場合、多くの方が
「家を建て替えないといけないのでは…」
という大きな不安に駆られるかもしれません。
しかし多くの場合建て替えはほぼ不要、ほとんどはリフォームで対応可能です。
ご安心ください。
テレビの特集などで見るような家全体がボロボロになる甚大な被害は、実際には非常に稀なケースです。
私たちのこれまでの経験でも、シロアリ被害が直接的な原因で家を建て替えることになったお客様は一人もいらっしゃいません。
ほとんどの場合、被害の状況に応じた適切なリフォームを行うことで、住まいの強度と安全性を回復させることが可能です。
被害箇所に応じたリフォームの方法
◎床下や柱など、家の構造に関わる部分
被害が軽微であれば、既存の柱の外側に新しい木材を添えて補強する「添え柱」などの方法があります。
被害が大きい場合は、その部分の柱や土台を新しいものに交換することで、強度を確実に回復させます。
◎押し入れや壁の中などの構造に直接影響しない部分
シロアリに食われた木材や内装材を撤去し、新しいものに取り替えてきれいに復旧します。
◎玄関や和室の柱など人目に付く部分
構造的な強度を回復させることはもちろん、見た目の美しさも元通りになるよう、交換や補修を行います。
シロアリ対策とリフォームの意外な関係
「被害に遭ったら、まずシロアリ駆除をしてからリフォームでしょ?」と思われがちですが、実は少し違います。
シロアリ被害を認識している場合、リフォームだけで駆除ができます。
シロアリを駆除するための、正しい手順を紹介します。
正しい手順は「リフォーム」と「駆除」の連携
まず、リフォーム工事で被害箇所を特定し、シロアリに食われた木材などを撤去します。
その上で、新しい木材を組んだり、周辺の構造材に防蟻(ぼうぎ)薬剤を処理したりするのが、最も効果的で無駄のない手順です。
先に薬剤を散布しても、その部分の木材を取り替えてしまっては意味がありませんよね。
リフォーム工事の騒音がシロアリを遠ざける
さらに興味深いことに、リフォーム工事自体がシロアリ対策になることがあります。
シロアリは、暗く、湿気が多く、静かな環境を好みます。
リフォーム工事が始まると人の出入りや工具の音で「騒がしく」なり、床下や壁を開けることで光や乾燥した空気が入り込みます。
そのためシロアリが「ここはもう安全ではない」と判断し、巣から逃げ出してしまうことがあるのです。
また被害部分を新しい乾燥した木材に交換すること自体が、湿った木を好むシロアリにとっての予防策となります。
シロアリ対策リフォームの費用はどれくらい?
リフォーム費用は、シロアリ被害の「原因」と「範囲」によって大きく変わります。
ここでは、実際のケースを元にした費用の目安をご紹介します。
ケース1:部分的な被害の場合(例:和室の柱と床下の一部)
雨漏りなどの他の原因がなく、被害が限定的なケースです。
被害箇所の柱の補修や交換、床下の補修などを行い、費用は約50万円~が目安となります。
ケース2:広範囲の被害の場合(例:外壁からの雨漏りが原因で構造材まで被害)
外壁や屋根からの雨漏りを長年放置した結果、湿った木材にシロアリが群がり、被害が広範囲に及んだケースです。
この場合はシロアリ被害箇所の補修・交換だけでなく、根本原因である雨漏りを止めるための外壁・屋根のリフォームも必要になります。
費用は約200万円~となることもあります。
このようにはっきりと費用に差が出ることからも、いかに早期発見・早期対策が重要かがお分かりいただけると思います。
加古川市でできるシロアリ被害に遭わないための予防策は定期的なチェック
シロアリ対策で最も大切なのは、被害に遭う前に予防すること。
シロアリの被害を発見した場合には、すぐに対応し被害を最小限に食い止めることです。
専門家による定期的な点検は、最も確実な予防方法です。
5年に一度を目安に、専門家による床下点検を受けることをお勧めします。
外壁塗装や他のリフォームを計画する際に、一緒にシロアリ点検も依頼すると効率的です。
まずは依頼前に、自身でできるセルフチェックも実施してみましょう。
◎ご自身でできるセルフチェック
・4月~7月頃に、羽の生えたアリ(羽アリ)を家の中や周りで見かけないか注意する。
・家の基礎周りに、木材や段ボールなど、シロアリのエサになるものを放置しない。
・床下の換気口を物で塞がず、家の周りの風通しを良く保つ。
シロアリは早期発見と適切なリフォームが重要です
シロアリ被害は、加古川市の一軒家にとって決して他人事ではありません。
しかし過度に恐れる必要もありません。
もし被害に遭ってしまっても、ほとんどの場合は適切なリフォームで住まいの安全を取り戻すことができます。
そして何よりも大切なのは、定期的な点検によって被害を未然に防ぐこと。
被害が小さいうちに発見し、対処することです。
定期的なチェックを怠らないことが結果的に大切な住まいを守り、将来的なリフォーム費用を抑える最も賢明な方法と言えるでしょう。
私たちeリノベは加古川市で多くの住宅リフォームに携わる中で、シロアリ被害の現場も数多く見てまいりました。
無料の住宅診断では家の状態を正確に診断し、お客様にとって最適なリフォームプランをご提案します。
「うちの家は大丈夫かな?」と少しでもご心配な方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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