どこか懐かしく、同時に洗練された空気が流れる「和モダン」。
加古川市で一戸建てのリフォームを考える際、このスタイルに憧れを持つ方は非常に多いです。
しかし、多くの方が「畳の小上がりを置く」「照明を和紙風にする」といった部分的なアイテムの追加を和モダンリフォームだと思われています。
私たち一軒家大規模リフォームの専門家からすると、それは「和モダン風」のリフォームに過ぎません。 本当の一戸建ての和モダンリフォームとは、古い家の「根本的な問題(暗い・寒い・使いにくい)」を解決しながら、そこに眠る「資産(立派な梁や柱、落ち着いた佇まい)」を最大限に活かす、大規模リフォームの「設計哲学」そのものです。
この記事では、小手先のテクニックではない、一軒家を根本から再生させる「本物の和モダンリフォーム」について、その費用感と具体的なデザイン提案を解説します。
目次
和モダンリフォームが古い家の再生に最適な理由

和モダンとは、単に「和風」と「現代風」を足したものではありません。 それは、日本の伝統的な美意識(線の美しさ、素材感、光の取り入れ方)を、現代の暮らし(高い断熱性、開放的な間取り、効率的な動線)に違和感なく溶け込ませるデザイン手法です。
「和モダン風」と「本物の和モダン」の違い
築30年、40年が経過した一軒家には、「間仕切りが多くてLDKが暗い」「昔の窓で冬がとにかく寒い」といった根本的な問題があります。
▶和モダン風(小規模リフォーム)
根本的な問題は放置し、壁紙や照明だけを変える。結果、「寒い和室」が「寒い和モダン風の部屋」に変わるだけで、暮らしの質は向上しません。
▶本物の和モダン(大規模リフォーム)
家の骨格から見直し、断熱・耐震性能を現代基準に引き上げた上で、光と風が通る開放的な間取りを再設計します。その上で、家の資産であった古い梁をあえて見せるなど、新旧の素材を調和させます。
このように、古い一軒家が抱える問題を根本から解決し、その家の歴史を尊重しながら再生させる手法として、和モダンは最も優れたデザイン哲学なのです。
一戸建てを和モダンに大規模リフォームする費用相場

「本物の和モダン」を実現するには、家の骨格(スケルトン)まで戻して性能を向上させる大規模リフォームが前提となります。
目安は800万円~。工事内容で費用は決まる
加古川市で一軒家(30~40坪)を和モダンに大規模リフォームする場合、800万円~2,000万円以上が中心的な価格帯となります。この費用には、単なるデザイン料ではなく、以下の根本的な性能向上工事が含まれます。
■断熱改修費用■
壁・床・天井への高性能断熱材の充填、高断熱サッシへの交換
■耐震補強費用■
基礎や柱の補修、耐震金物や構造用合板による補強
■間取り変更費用■
壁の撤去・新設、水回りの移動
■内外装・設備費用■
フローリング、造作建具、キッチン、バスルームの一新
「和モダンだから高い」のではなく、「快適で安全な家」に再生させるための費用がまずあり、そこに和モダンのデザインを乗せていく、と考えるのが正解です。
【場所別】一軒家を格上げする「和モダン」デザイン提案
実例はお見せできませんが、私たちが大規模リフォームで和モダンを設計する際、「どのように古い家の問題を解決し、魅力に変えているか」の具体例をご提案します。
① LDK(リビング・ダイニング)|「梁」と「光」を主役にする

古い一軒家の多くは、天井裏に立派な「梁(はり)」が隠れています。
▶ご提案
思い切って天井を剥がし、既存の梁を磨いて「見せ梁」にしませんか?天井高が劇的に上がり、開放感が生まれます。その梁に間接照明を仕込めば、LDK全体が温かい光に包まれます。壁は漆喰や珪藻土の塗り壁にし、床は無垢材(例:オークや栗)のフローリングに。リビングの一角に、床を30cmほど上げた「小上がりの畳コーナー」を設ければ、収納とくつろぎの場を両立できます。
② 玄関・土間|「内と外」を曖昧につなぐ

暗く狭い玄関は、家の第一印象を損ねます。
▶ご提案
玄関スペースを広げ、靴を脱ぐ場所と廊下を明確に分けるのではなく、「土間(どま)」として一体化させるのはいかがでしょう。床は墨色のモルタルや大判タイルで仕上げ、壁一面に大容量の収納を造作。正面の壁(ニッチ)には間接照明と季節のしつらえを。土間をリビングまでつなげれば、趣味の自転車を置いたり、観葉植物を育てる場としても機能します。
③ 外観・外構|「格子(こうし)」と「塗り壁」で顔を作る

古くなった外観も、和モダンなら美しく再生できます。
▶ご提案
既存のサイディングやモルタル壁の上に、耐久性の高い塗り壁材(ジョリパットなど)を左官仕上げで施工。これだけでも表情が出ますが、「格子」をデザインの核に据えます。例えば、1階の窓の前に縦格子のルーバーを設置。これは、「外からの視線を遮るプライバシー保護」と「防犯性向上」、そして「シャープな直線によるモダンな美観」の3役を同時にこなす、和モダンの真骨頂です。玄関アプローチには、コンクリートではなく「洗い出し」や「延石(のべいし)」を使うと、風情が一気に高まります。
和モダン空間の「質」を高める3つの要素

最後に、空間全体の「質」を決定づける、和モダンならではの要素をご紹介します。これらは大規模リフォームの設計段階から組み込むことが重要です。
① 「線」のデザイン(格子・障子・垂れ壁)
和モダンは「線」の美しさが命です。窓枠、建具のライン、そして「格子(こうし)」。また、あえて天井から少し壁を下げた「垂れ壁(たれかべ)」や、LDKと和室を仕切る「障子(しょうじ)」のラインが、空間に緊張感とリズムを生み出します。障子は、現代では破れにくい高機能な和紙調シートもあり、実用性も抜群です。
② 「素材」の質感(無垢材・珪藻土・和紙)
ビニールクロスや合板フローリングでは、本物の和モダンにはなりません。「無垢材(むくざい)」の床や建具、「珪藻土(けいそうど)」や「漆喰(しっくい)」の壁、「和紙(わし)」を使った建具や照明。これら「本物の自然素材」は、調湿効果や空気清浄効果が期待できるだけでなく、時間と共に味わい深く変化し、家の品格を高めます。
③ 「光」の演出(間接照明・地窓)
和の空間は「陰影」を大切にします。部屋全体を均一に照らすシーリングライト(天井の丸い照明)は、和モダンの世界観には合いません。壁や天井に光を当てる「間接照明」や、低い位置で足元を照らす「地窓(じまど)」やフットライトを計画的に配置。光と影のコントラストが、空間に奥行きと落ち着きをもたらします。
まとめ

一軒家の和モダンリフォームは、単なるデザインの変更ではありません。それは、古い家の「寒さ・暗さ・耐震不安」といった根本的な問題を一掃し、その家が持つ本来の資産(構造や歴史)を活かしながら、この先何十年も快適に住み継ぐための「大規模な再生プロジェクト」です。
だからこそ、表面的なデザイン提案だけではなく、家の構造から断熱・耐震までを熟知した、一軒家の大規模リフォーム専門店に相談することが成功の鍵となります。
加古川市で、ご自宅の可能性を最大限に引き出す「本物の和モダンリフォーム」にご興味がおありなら、ぜひ一度、私たち専門家にご相談ください。
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