📖 連載:古い戸建て、どうする?リノベか建て替えか、家族で決める10のステップ|第10回(全10回)
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- 第1回:リフォームとリノベ、何が違う?基本をやさしく整理
- 第2回:うちの家はリノベできる?まず確認したいこと
- 第3回:戸建てリノベでできること・できないことを整理する
- 第4回:建て替えを検討する基準を知る
- 第5回:耐震と断熱、どう考えればいい?
- 第6回:リノベと建て替え、総額でどちらが現実的か
- 第7回:家族で意見が割れたときの整理術
- 第8回:仮住まいと工期の不安を先回りで解消する
- 第9回:誰に相談すればいい?進め方と会社選びの基本
- 第10回:リノベか建て替えか、最後に決めるための優先順位
リノベか建て替えか、最後の決め手は「優先順位」です。
ここまでお伝えした内容を振り返りながら、家の状態・暮らし・費用・相談先をどの順番で考えれば後悔しない選択ができるのか、整理します。
※前回の記事はこちら

第1回から第9回までお読みいただき、ありがとうございました。
ここまで読み進めてくださった方の中には、「我が家はリノベーションの方が合っていそうだな」、あるいは、「建て替えの方が安心かもしれない」と、ある程度の方向性が見えてきた方も多いのではないでしょうか。
一方で、「なんとなくこっちだとは思うけれど、まだ決めきれない」という方もいるかもしれません。それは決して悪いことではありません。家族にとって「どれも大切だから」です。
リノベか建て替えかは、金額の大きな決断であるだけでなく、これから先の暮らし方を考える大切な選択です。
この記事では、これまでお伝えしてきた内容を振り返りながら、後悔しないための優先順位を整理します。
目次
家の状態を最優先に確認する
結論から言うと、最初に確認すべきなのは「家の状態」です。
どんなに理想の間取りやデザインがあっても、建物そのものに大きな問題があれば、その計画は実現できません。逆に、骨組みに大きな傷みがなければ、リノベーションという選択肢が十分に考えられます。
まずは次のような点を確認しましょう。
建物の傷みを把握する
シロアリ被害や腐食、基礎のひび割れなど、構造に大きな問題がないかを調べます。見た目だけでは判断できないため、専門家による建物調査が欠かせません。
法律や土地の条件を確認する
再建築不可やセットバックなど、土地の条件によっては建て替えが難しかったり、今より小さな家しか建てられなかったりすることがあります。
耐震性能を知る
1981年以前に建てられた旧耐震基準の住宅は、耐震診断を受けることで、補強で対応できるのか、それとも建て替えを検討すべきかが見えてきます。
家の状態がわからないまま計画を立てると、途中で大きく方向転換することになりかねません。まずは現状を正しく知ることが、すべてのスタートです。
次に「どんな暮らしがしたいか」を整理する
家の状態を確認したら、次は「これからの暮らし」を考えます。
リノベーションも建て替えも、目的は家を新しくすることではありません。家族が心地よく暮らせる住まいをつくることです。
そこで、次の3つを家族で話し合ってみましょう。
今の家で困っていること
冬の寒さ、収納不足、家事動線、段差など、毎日の小さな不満を書き出してみます。
将来の暮らし方
10年後、20年後もこの家に住むのか、子どもの独立や親との同居はあるのかなど、将来の生活をイメージします。
絶対に譲れないこと
「耐震性を最優先したい」「広いLDKがほしい」「バリアフリーにしたい」など、本当に大切なことを2〜3個に絞ることで、判断しやすくなります。
すべてを叶えようとすると、費用も工事規模も大きくなります。優先順位を決めることで、自分たちに合った選択肢が見えやすくなります。
費用は「総額」と「住む年数」で考える

次に考えたいのが費用です。
ここで大切なのは、工事費だけで比較しないことです。
リノベーションでも建て替えでも、仮住まい費用や引越し費用、追加工事、外構工事など、見落としやすい費用があります。
比較するときは、次の3つを確認しましょう。
総額で比較する
見積書の工事費だけでなく、諸費用まで含めた総額で比べます。
将来の維持費も考える
断熱性能や設備性能が向上すると、光熱費やメンテナンス費を抑えられる場合があります。
何年住む予定かを考える
あと10〜15年住む予定なのか、それとも30年以上住み続ける予定なのかによって、適した選択は変わります。
目先の金額だけではなく、「これから何年、どんな暮らしをするか」という視点を持つことが大切です。
最後に会社を比較し、納得して決める
最後の優先順位が、相談する会社選びです。
「最初に相談した会社で決める」のではなく、家の状態や希望が整理できてから比較することで、本当に自分たちに合う会社が見えてきます。
比較するときは、次の3つを意識しましょう。
現地調査を丁寧に行うか
建物の状態を細かく確認し、根拠をもって提案してくれる会社は信頼できます。
説明がわかりやすいか
専門用語ばかりではなく、家族全員が理解できる言葉で説明してくれるかを確認しましょう。
家族の希望を尊重してくれるか
急いで契約を勧めるのではなく、リノベーションと建て替えの両方を比較しながら、一緒に考えてくれる会社が安心です。
「どちらが利益になるか」ではなく、「その家族に合う選択は何か」を一緒に考えてくれる会社こそ、長く付き合えるパートナーになります。
まとめ|迷ったら、この順番で考えてみましょう

ここまで10回にわたって、リノベーションと建て替えについてお伝えしてきました。
- 家の状態を確認する
- 法律や土地の条件を確認する
- 家族がどんな暮らしをしたいか整理する
- 総額と住む年数を踏まえて比較する
- 信頼できる会社へ相談する
この順番で考えることで、「何となく建て替え」「何となくリノベーション」という選び方ではなく、自分たちに合った納得のいく判断ができるようになります。
リノベーションにも建て替えにも、それぞれ良さがあります。大切なのは、「どちらが正解か」ではなく、「自分たちの暮らしに合っているのはどちらか」を見つけることです。
eリノベでは、建物の状態や土地の条件、ご家族の希望、ご予算まで総合的に整理しながら、リノベーションと建て替えの両方の視点でご提案しています。
「まだ方向性は決まっていない」「まずは話だけ聞いてみたい」という段階でも構いません。
ご家族にとって後悔のない住まいづくりの第一歩として、ぜひお気軽にご相談ください。
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