📖 連載:古い戸建て、どうする?リノベか建て替えか、家族で決める10のステップ|第3回(全10回)
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- 第1回:リフォームとリノベ、何が違う?基本をやさしく整理
- 第2回:うちの家はリノベできる?まず確認したいこと
- 第3回:戸建てリノベでできること・できないことを整理する
- 第4回:建て替えを検討する基準を知る
- 第5回:耐震と断熱、どう考えればいい?
- 第6回:リノベと建て替え、総額でどちらが現実的か
- 第7回:家族で意見が割れたときの整理術
- 第8回:仮住まいと工期の不安を先回りで解消する
- 第9回:誰に相談すればいい?進め方と会社選びの基本
- 第10回:リノベか建て替えか、最後に決めるための優先順位
「どこまで変えられるの?」と不安な方へ。築古戸建てのリノベーションでできること・できないことを、間取り・構造・設備・性能の4つに分けてわかりやすく解説します。

「リノベーションってどこまでできるんだろう。理想の間取りにできるか不安で、なかなか踏み出せない」
こうした悩みを持つ方は少なくありません。古い家が見違えるように変わる事例を見ると希望がふくらむ一方で、「うちの家でも本当に同じようにできるのか」と不安にもなります。
この記事では、戸建てリノベーションでできること・できないことを、間取り・構造・設備・性能の4つに分けてわかりやすく整理します。あらかじめ限界を知っておくことで、希望の優先順位をつけやすくなり、後悔の少ない計画を立てやすくなります。
※前回の記事はこちら
できること・できないことは「構造」によって決まる

結論から言うと、戸建てリノベーションで何ができるかは、建物の構造によって大きく変わります。
「好きな間取りにできますか?」という質問にすぐ答えられないのは、柱や梁、壁の中に“動かせる部分”と“動かせない部分”があるからです。
たとえば、ただの間仕切り壁は変更しやすい一方で、家を支える耐力壁は簡単に撤去できません。何でも自由に変える工事ではなく、構造を理解したうえで設計するのがリノベーションです。
戸建てリノベでできること

まず、リノベーションで実現しやすいことを確認しておきましょう。
間取りの変更
戸建てリノベーションでは、壁を取り除いてLDKを広げたり、細かく区切られた部屋を一体化したりすることが可能です。ただし、建物を支えるために必要な「耐力壁」と呼ばれる壁は動かせないため、どこでも自由に変えられるわけではありません。設計士や施工会社と相談しながら、変えられる壁とそうでない壁を確認することが大切です。
具体例①:リビングと和室をつなげて広いLDKにする
リビングに隣接した和室をつなげてLDKを広げるリノベーションは、施工事例でも多く見られる定番かつ人気の高い方法です。間の壁が耐力壁でなければ取り除くことができ、家族が集まりやすい広い空間になります。家全体の使い心地が大きく変わります。
具体例②:子ども部屋を将来の寝室や趣味室に組み替える
子どもが独立して使わなくなった子ども部屋を、夫婦の寝室や趣味のスペースとしてまとめ直す工事です。小さな部屋が2〜3つ並んでいた場所を、ゆとりのある1〜2部屋に変更します。
具体例③:玄関を広くして収納スペースを確保する
狭い玄関は靴や荷物が溢れやすく、どうしても散らかりやすくなります。隣接する部屋や廊下のスペースを活用して、玄関土間を広げたり、シューズクロークを設けたりすることで、収納と動線にゆとりが生まれます。家の入口を整えることで、暮らし全体の快適さも底上げされます。
設備の一新
古くなったキッチン・浴室・トイレ・洗面などの水回りを、現在の使いやすい設備に交換することはリノベーションの基本です。設備の位置を変えることも、配管工事をともなえば多くの場合は可能です。
具体例①:キッチンの向きを変えて家族とつながる空間に
例えば、壁に向かうキッチンを対面式に変えることで、料理中もリビングにいる家族と自然につながれるようになります。配管を動かす必要がありますが、戸建て住宅では比較的柔軟に対応できるケースが多いです。料理をしながら家族の様子を感じられるため、子育て世代を中心に人気があります。
具体例②:浴室をユニットバスに変えてお手入れをラクにする
昔ながらのタイル貼り浴室は、目地に汚れやカビが付きやすく、冬場は冷えを感じやすいことがあります。ユニットバスに交換することで、掃除がしやすくなり、保温・断熱性の向上も期待できます。浴室の寒さがやわらぐことで、ヒートショック対策にもつながります。
具体例③:トイレを広げて将来の介護に備える
将来的な介護を見据えて、トイレのスペースを拡張して手すりを設置したり、出入口の幅を広げたりする改修です。隣接するスペースを調整することで対応できるケースも多く、年齢を重ねても安心して使える住まいづくりにつながります。
性能の向上
リノベーションでは、見た目だけでなく住まいの性能も高められます。断熱・耐震・省エネといった部分は、毎日の快適さと安全性に直結する重要なポイントです。
具体例①:壁や床下に断熱材を追加する
古い戸建ては断熱材が十分でないケースも多く、夏は暑く冬は寒さを感じやすい傾向があります壁の内部に断熱材を追加したり、床下に施工したりすることで、外気の影響を受けにくくなり、室内の温度変化を抑えやすくなります。冷暖房効率の向上により、省エネ効果も見込めます。
具体例②:窓を断熱性の高いものに交換する
住まいの中でも、窓は外気の影響を受けやすい部分です。古いアルミサッシの窓を、断熱性の高い樹脂サッシや複層ガラスのものに交換することで、室内の温度が保たれやすくなり、結露の発生も抑えられます。比較的取り入れやすく、効果を感じやすいリフォームのひとつです。
具体例③:耐震補強で壁を強化する
耐震診断の結果に応じて、壁の補強や接合部の金物補強などを行い、建物全体の耐震性能を高める改修です。筋交い(斜めに入れる補強材)を追加したり、金物で接合部を強化したりすることで、地震への強さを高めることができます。特に旧耐震基準の住宅では検討されることが多く、リノベーションと同時に実施することで効率よく工事を進めやすくなります。
戸建てリノベでできないこと・難しいこと

次に、リノベーションでは対応が難しいケースを確認しておきましょう。
建物の骨格そのものは変えられない
基礎・柱・梁・耐力壁は、家を支える重要な部分なので、撤去や大幅な移動はできません。
たとえば、
-
- 1階の柱を全部なくして大空間にしたい
- 構造壁まで取り払って完全にワンルーム化したい
- 床面積を大幅に増やしたい
といった希望は、構造や建築基準法の制約で難しいことがあります。
リノベーションは基本的に「今ある建物の中で工事をする」ものです。床面積を大幅に増やしたい場合は増築になりますが、敷地の広さや建築基準法の制限(建ぺい率・容積率)によって、増築できない場合があります。床面積を増やしたい場合は、事前に確認が必要です。
また、基礎にひびや沈下が生じている場合、リノベーションを行っても根本的な解決にはならないことがあります。基礎の補修は費用が大きく、場合によっては建て替えを検討する方が現実的なこともあります。第2回でお伝えした家の状態確認が重要になる、典型的なケースです。
劣化が進んでいると工事の範囲が広がる
築年数が古い戸建てでは、見えない部分の劣化も要注意です。シロアリ被害、腐食、基礎のひび割れ、配管の老朽化などがあると、当初の予定より工事範囲が広がることがあります。
事前の建物診断で確認しておくことが、予算オーバーを防ぐ有効な手段になります。
まとめ:「できること」「できないこと」を知った上で、希望を整理しよう

戸建てリノベーションでは、間取り変更・設備更新・性能向上は多くの家で対応できます。
一方で、基礎や柱、耐力壁といった建物の骨格は変えられず、老朽化が進んでいる場合は工事範囲が広がることもあります。
大切なのは、「何ができるか」だけでなく「何ができないか」も先に知っておくことです。希望をリストにしてみたら、「絶対に必要なこと」「できればやりたいこと」「なくても困らないこと」の3段階に分けてみることをおすすめします。そうすることで、希望に優先順位をつけやすくなり、満足度の高いリノベーションにつながります。
もし判断に迷ったら、私たちのような施工のプロにお気軽にご相談くださいね。
次回は「建て替えを検討する基準を知る」についてお伝えします。リノベで対応できる範囲を知った上で、建て替えが合うのはどんなケースかを整理します。ぜひ続けて読んでみてください。
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