📖 連載:古い戸建て、どうする?リノベか建て替えか、家族で決める10のステップ|第3回(全10回)
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- 第1回:リフォームとリノベ、何が違う?基本をやさしく整理
- 第2回:うちの家はリノベできる?まず確認したいこと
- 第3回:戸建てリノベでできること・できないことを整理する
- 第4回:建て替えを検討する基準を知る
- 第5回:耐震と断熱、どう考えればいい?
- 第6回:リノベと建て替え、総額でどちらが現実的か
- 第7回:家族で意見が割れたときの整理術
- 第8回:仮住まいと工期の不安を先回りで解消する
- 第9回:誰に相談すればいい?進め方と会社選びの基本
- 第10回:リノベか建て替えか、最後に決めるための優先順位
リノベの限界はわかった。では建て替えを選ぶべきなのはどんな場合?
法律・構造・暮らしの希望の3つの角度から、建て替えが「正解になるケース・ならないケース」を整理します。

第2回で家の状態を確認し、第3回でリノベでできることの限界も見えてきました。
この回では、建て替えが適しているケースとそうでないケースを見分けるポイントを整理します。
※前回の記事はこちら
→ 第3回:戸建てリノベでできること・できないことを整理する
建て替えは「理由が曖昧なまま」選ぶと後悔しやすい

結論から言うと、建て替えが正解になるのは「今の建物を活かすことよりも、ゼロから作り直す方が長期的に合理的」と言えるケースに限られます。
理由が曖昧なまま建て替えを選ぶと、完成後に「やっぱりリノベでよかったのでは」という気持ちが残りやすくなります。建て替えは費用も工期も大きくなる選択肢です。「うちにはこういう理由があるから、建て替えが合っている」という根拠を持って決めることが、後悔しない選択につながります。
では、その根拠はどう見つければいいか。3つの角度に分けて整理します。
その1:構造の問題から見る
骨格が「再生できる状態」かどうかが分かれ目
大規模リフォーム(フルリノベーション)は、基礎・柱・梁などの骨格を残して、それ以外をすべて新しくする工事です。裏を返せば、骨格そのものが再生できない状態であれば、リノベーションは成立しません。
建て替えを検討すべき構造上の目安は2点あります。
ひとつは、シロアリ被害や腐食が柱・土台などの構造材に広範囲で及び、建物の耐力や耐震性に影響している場合です。部分補修では対応できず、建て替えを含めた検討が必要になることがあります。
もうひとつは、基礎の沈下や傾きが構造全体に及んでいる場合です。床が傾いてボールが転がる、扉が自然に開くといった状態は建物全体の歪みを示すサインで、内装をきれいにしても根本的な解決にはなりません。
プロの建物調査で家の状態をしっかり確認することが重要です。
その2:法律・土地の条件から見る
知らないと損をする「建て替えできない・不利になる」ケース。
予算があっても法律の壁によって建て替えが選べないケース、または建て替えると今より暮らしにくくなるケースがあります。ここは見落としやすいポイントなので、しっかり確認しておきましょう。
◇再建築不可物件:建て替えそのものができない
建築基準法上の道路に2m以上接していない土地は「再建築不可物件」と呼ばれ、原則として新たに建物を建てることができません。 このような土地では、建て替えが難しいため、リノベーションを中心に検討するケースが多くなります 。自分の土地がこの条件に当てはまるかどうかは、市区町村の窓口や専門家に確認することができます。
◇セットバック:建て替えると家が小さくなる
前面の道路が狭い場合(4m未満)、建て替えの際には道路の中心から2m後退した位置に家を建てなければならない「セットバック」のルールがあります。もともとの敷地が広くない家では、建て替えると延床面積が大きく減ってしまうことがあります。「建て替えたのに今より狭くなった」という事態を避けるために、事前に確認が必要です。
◇建ぺい率・容積率の制限:今と同じ広さで建てられない
長年住んでいる家が建てられた当時と現在では、土地の建築ルールが変わっていることがあります。現行ルールで建て替えると、今の建物と同じ広さの家が建てられない場合があります。今の広さを維持したい場合は、リノベーションを選択することで現状に近い規模を保てる可能性があります。
その3:暮らしの希望から見る
リノベーションには構造上の制約があります。その制約の中で、どうしても外せない希望が叶えられないときが、建て替えを選ぶ理由になります。
たとえば、完全なバリアフリーにしたいのに構造の制約で段差が解消できない場合。吹き抜けや1階全面の広い空間にしたいのに必要な柱や壁が邪魔になる場合。こうした「今の骨格では物理的に無理」な希望がある場合は、一から設計できる建て替えが現実的な選択です。
反対に「キッチンを対面にしたい」「水回りをまとめたい」「断熱を改善したい」といった希望の多くはリノベーションで対応可能です。第3回の内容と照らし合わせて、「リノベで実現できない希望があるか」を確認してみてください。
→ 第3回:戸建てリノベでできること・できないことを整理する
3つの角度で見た「建て替え・リノベの判断まとめ」

建て替えが適していると判断できる例
-
- 骨格の傷みが広範囲に及んでいる
- 再建築不可・セットバックの問題がなく、かつリノベでは物理的に実現できない希望がある
- これから30年以上住む前提で、最新基準の性能を一からそろえたい
リノベーションが適していると判断できる例
-
- 建物調査で骨格に大きな問題がないと確認できた
- 再建築不可・セットバックの条件がある、または建て替えると今より狭くなる
- 希望する暮らしがリノベーションの範囲で実現できる
- 仮住まい期間を短くしたい・ランニングコストを抑えたい
建て替えとリノベーションの判断は、構造の状態・法的条件・実現したい暮らしといった複数の視点から整理することで、 どちらが我が家に合っているかが見えてきます。
迷ったときは費用面も含めて全体を見渡しながら、納得できる選択をしていきましょう。
eリノベでは、判断に必要な情報をまとめて確認できます
「自分の家は再建築不可に当てはまるのか」「骨格の傷みはどの程度なのか」——こうした判断に必要な情報を自分だけで集めるのは簡単ではありません。
eリノベでは、建て替えとリノベーションの判断に必要な情報をまとめて確認できます。
建物の状態はもちろん、土地の条件や法律上の制約についてもご相談の中でお伝えしています。「どうしたいかまだ決めきれていない」という段階からでもご相談いただけます。
まとめ

建て替えかリノベーションかは、大きく悩むところです。
家の状態・土地の条件・希望する暮らしの3つを整理していくことで、どちらが現実的で無理のない選択かが見えてきます。ひとつずつ確認しながら、納得できる形で選んでいきましょう。
次回は「耐震と断熱、どう考えればいい?」についてお伝えします。リノベか建て替えかにかかわらず、どちらを選んでも向き合うことになる家の性能について整理します。ぜひ続けて読んでみてください。
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